Mar 29, 2009

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 ベトナム人は基本的に動物好きだ。最近の経済発展に伴い、豊かな人々の間でペット愛好者が増えている。室内で飼うペットといえば、犬と猫。これは万国共通で、ベトナムでも都市部を中心に犬や猫の室内飼いが多い。一方で、ベトナムならではの“人気室内飼育生物種”がある。熱帯魚などの観賞魚だ。

 ベトナムにおける観賞魚の飼育は、もともと華僑から伝わったといわれる。ベトナムに住む中華系の富裕層を中心とした一部の人たちの趣味が徐々に広がった。最近ではベトナム人の庶民にも人気があり、一般家庭やオフィスなどで観賞魚が悠々と泳ぐ大型の水槽が置かれているのを目にすることも多い。

 ◆ナマズも金運

 ホーチミン市の中華街で、祖父の代から40年以上も続いている観賞魚専門店を経営するリムさんは「以前は、観賞魚専門店は地区に数件しかなく、華僑を中心になじみ客を相手にこぢんまりとした商売をしていた。だが、最近は数十店もひしめくようになっている」と言う。

 観賞魚の室内飼いに人気が出た理由のひとつは風水にある。家の位置や玄関が東西南北のどの方角に向いているかといった「家相」や「地相」などが吉凶や禍福に大きく影響するという風水が、ベトナムで広く信じられている。風水では、室内に水槽を置いて魚を飼うと金運が上昇するとされる。さらに、観賞魚を室内で飼育している華僑は一般的に富裕層が多い。となれば、観賞魚は金運や幸運を呼び込む“縁起もの”とベトナム庶民の間で認識され、人気が出るのも当然だ。

 では、どんな“縁起もの”がもてはやされているのか。ホーチミン市内の観賞魚専門店を訪ねてみた。秋田の生命保険の比較とが解禁

 まず、ネオンテトラ、グッピー、金魚などの小魚が目につく。これらは日本でも室内飼育用の観賞魚としておなじみだ。少し大きめで真っ赤な姿が印象的なマルボロレッドディスカス、淡いピンクやオレンジで大きなうろこが特徴のアロワナはさらに大型で体調が50センチ〜1メートルに成長する。サイズの問題はさておき、これらは飼育用として納得できる。だが、店内の水槽でえら呼吸をしながら、獲物を待ち構えるようにじっとしているナマズは、金運をもたらせてくれるのか。

 値段は、アロワナの稚魚で40万ドン(約1600円)、成魚で約2万円だ。高級魚になると邦貨換算で数十万円もする。それだけの投資に見合う金運がつくようになるのだろうか。

 ◆錦鯉に数百万円

 それはさておき、富裕層を中心に人気が高かった観賞魚はアロワナだったが、最近はニューフェース(新顔)がむくむくと頭をもたげている。日本の錦鯉(にしきごい)だ。ベトナムは「バイクといえばホンダ」といったように「メード・イン・ジャパン」の評価が非常に高い。錦鯉の存在は、観賞魚の世界でもメード・イン・ジャパンの強さを示した格好だ。

 ベトナムで流通している錦鯉は、日本から輸入した稚魚がベトナムで養殖されている。値段は日本と同様に色や形によって異なるが、成魚で約2000〜12万円といったところだ。大型の発色が良い鯉の中には数百万円の値段がつくことも珍しくない。当然ながら、購入客は高所得者が多く、特に家の庭に池がある富裕層にたいへん人気が高い。売れ筋の鯉は赤。ベトナムでは赤が幸運を呼ぶ色とされているからだろう。

 鯉などの高級路線が堅調な一方で、購買層を広げようと庶民価格の観賞魚も多く売られている。約8〜40円程度でも豊富な種類があり、老若男女を問わず人気を集める。

 観賞魚専門店では、水槽、水の濾過(ろか)装置、照明、ポンプ、エサなども取りそろえ、飼育方法や病気の対処法などもていねいに教えてもらえる。観賞魚の初心者向けは、水槽などの飼育用品を一通り購入すると4000円程度の費用がかかる。

 国土が南北に細長いベトナムは、観賞魚の飼育にも地域特性がある。ホーチミン市はベトナム南部の亜熱帯気候に属するため、熱帯魚の飼育に適している。一方、ハノイは冬になると気温が10度以下になることもあり、熱帯魚の飼育は難しくてあまり盛んではない。ただ、風水志向で金運を呼び込むために観賞魚を飼育するという動機は南北とも共通しているようだ。マニアに人気、生命保険見直しが大幅に改善(ベトナム進出コンサルティング会社ライビエン 桜場伸介)

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